新年明けましておめでとうございます。
去年は、多くの方の応援やご協力で、本誌の創刊号であるVol.1を発刊することができました。本当にありがとうございました。

Vol.1では7つのテーマを取材し、主に11人の方にお話を聞きました。みなさんそれぞれ分野は異なりますが、共通していたのは大なり小なりの非合理性でした。
東日本大震災の被災地荒浜でスケートパークを営む貴田慎二さんは、決して儲からないスケートパークを、公的なお金に頼らず4年間オープンし続けてきました。仙台市のクリスロードにある老舗の櫻井薬局は、処方せん調剤を商いの柱としながらも、薬に頼らない健康維持の指導に心を砕いています。中小の小売りやメーカーを支援する中小企業診断士の里舘智大さんは、効率追求で売り手も買い手も顔を失った買い物に、人の顔を取り戻そうとしています。etc…

生活を豊かにするために、社会を上手く回すために、合理性はとても大事です。でも、それだけでは最後まで割り切れないのが人の思いです。その割り切れなさを探求しようとする本誌もまた、非合理的な取り組みであるべきだと思っています。取材したみなさんのように、自分もまた合理性におもねらない仕事をしつつも、生活をきっちり成り立たせる、そのバランスを取るのが今年の目標です。

誰に頼まれたわけでもなく、必要とされているかもわからず、一人っきりで始めた雑誌です。夜ふと目が覚めて、なぜこんな荷物を背負ってしまったのかと、途方に暮れることもあります。
それでもやっとVol.1を発行できたのは、本を作ることで色んな人に会い、お話を聞き、知らなかった世界に触れることができる、その喜びがあるからです。
その喜びのひとかけらでも、今年もみなさんと共有できたら嬉しいです。

The following two tabs change content below.

相沢 由介

1980年生まれ。 インフォーカスの取材・編集・発行を全て一人で行っています。その他、フリーのカメラマン・ライターとして、紙媒体の企画や取材、企業や個人事業の広報物・WEBサイト等の作成を行っています。

関連記事

編集部在庫が完売しました

薪割りのアルバイト

ローカルメディアの勉強会でゲストとしてトーク

取材と過去の後悔

NHKラジオ第一仙台放送局発『ゴジだっちゃ!』に出演

大崎市岩出山町で取扱い